都知事選の戦略 1/4

候補者選定は現状調整難航などもありこれといった選択肢がありません。なので政策面や選挙運動についてを軽く。

前置き

都知事選挙は都民の為の選挙です。どんな目的思想があるにせよ、都民の利益を優先しない候補が勝つことはありえません。まず都民の利益を優先し、その上で都政の範囲で出来る事を考えましょう。

政策概要

柱は2本。実体経済を重視した経済政策と情報公開です。

実体経済重視とは、主に企業の収益より労働者の賃金等を重視した政策を指します。経済政策自体は自民などのを利用できる物はそのまま利用し、有権者の収入に中抜き無く繋がるか監視します。自民は金融経済主義なので、例え自民がどれだけ優れた経済政策を作っても、中抜き規制の分だけ上回れる政策を即座に作れます。経済争点では圧倒的に有利となります。また福祉に関しても充実を目指します。

情報公開は秘密保護法等に対するアンチテーゼの意味も持ちます。今後国政で目指す情報公開法の基礎となる情報公開条例を作り、都の行政、そして都が株式を持つ東京電力の経営や原発に関わる情報、放射能の影響と健康被害、必要に応じて訴訟支援なども行って行きます。これは都民の利益になりますし、都政の範囲で秘密保護法と原発問題を考えるなら妥当な政策と考えます。

経済に関わる具体政策(一例)

  • 企業に対して公正な分配取引等(労働者や下請け等に対して)を行っているか格付を作る。
  • 上の格付の際、大きな企業ほど社会責任が大きいく財政猶予もある為基準を厳しくする。
  • 公共事業入札は上の格付けに応じて入札などで優遇、あるいは排除する。
  • 官製ワープアを無くし、官で雇う場合は派遣などを通さない
  • 公務員給料の一部を期限付き地域振興券にする(都職員給料の公共事業費化)
  • 地域振興券は国内なら利用出来るが、上の格付けに応じた交換手数料が必要となる
  • 生活保護の補足率を上げ、水際作戦を撲滅する
  • 生活保護を貰えない生活困窮者(例えば持ち家ある無収入高齢者や同居するニートなど)に対して、救済制度を作る
  • 短期雇用に関し、都が中抜き0 賃金や正社員化などに強く監視する斡旋所を作る。(市場原理での派遣撲滅、賃金向上)

選挙運動

選挙期間はオリンピック真っ只中で有権者の頭の中には東京オリンピックがあります。自民はこれを利用するため、こちらは更に利用しましょう。

フレーズは「孫と共に見る東京五輪」 「東京五輪までにゆとりある生活を」 など、五輪までに今の社会問題を解決して皆で楽しもう という目的意識を用意すれば、ここでもそれが出来ない自民を上回れるでしょう。

動員の確保も重要な問題です。特に非正規失業者や退職世代に、半日単発だけでも活動してもらえる人間をどれだけ集められるか 選挙の鍵を握ります。

候補者

上記の政策を実行する人間は、実体経済を重視し有権者の利益を守る事を体現出来る人間でなければなりません。自分のようなリフレ実体経済派にとっては消費税はその分水嶺ほどに重要視しており、落選議員を使う場合は消費税に反対した人間が望ましいです。その上でいくつか案を出します。

またここで何度か出る三宅雪子氏は、 元アナウンサーでタレント性がある・消費税への反対・ある程度若い・女性である・落選後の草の根活動 などから無名ながらも実体経済政策で支援すれば伸ばせる候補だと考え名を挙げました。要請すれば必ず出馬出来るだろうというのも大きいです。

1 都知事候補 宇都宮氏 副知事 田中康夫 あるいは 三宅雪子

現状明確に出馬の意思があるのは宇都宮氏のみです。ただし我々が求めるのは特に経済面で変化を望む層で、高齢の候補者は変わらない事の象徴になりがちです。経済面での知識や興味が薄いのも問題で、単独候補としてはまず勝てないでしょう。打開策は足りない部分を補える候補をすえ、二人三脚をアピールする事です。

2 鳥越氏

知名度の面で最も有利に立てるのはこの選択です。この人を適切な政策と活動で支援出来るのであれば、仮に宇都宮氏が出馬取りやめず多少票が分散しても十分に勝ち目があるでしょう。ただし、本人に出馬する意欲があるように見えないのが難点です。

3 田中氏

知名度がそれなりにあり、実力もそこそこ。情報公開条例では親和性がある。実体経済政策にどこまで親和性があるか未知数なのと、悪いイメージを持っている人が多いのは問題です。この候補で勝つ為には一本化を目指したいところ

4 三宅雪子単独出馬

最悪の状況での選択肢です。鳥越田中両氏が出馬出来ず、宇都宮陣営に見込みなく妥協案も探れなかった。普通に考えて、次に繋げる事は出来ても今回当選させるのは難しいです。爆発力に掛ける以上、どれだけ若年層の熱狂を集められるかというのが重要になります。また小沢氏の操り人形(党首として信用するのはいい)であるイメージは必ず切らなければいけません。

交渉ライン

宇都宮陣営で勝つ為には以下の事が必須と考えます

  • 実体経済政策を優先する。東京でお金の問題を最重視せずに当選するのは不可能です。
  • 副知事を上で挙げたような非共産の若い人間に内定させ、二人三脚をアピールする
  • 選挙体制の見直し 旗印がリベラルである以上、参加者は自由な意思発言を持つ対等な関係でなければならない
  • 運動員買収の問題 「今回」このような事は絶対に起こらないように徹底し、再発防止策を公表する

交渉ラインは明後日の記者会見から猶予丸3日 1/9日と考えます。

これを過ぎて改善が見られないようであれば、まず見込みないので独自候補の道を模索した方が妥当と考えます。

訂正・追加事項

  • 1/4 @karasunouta さんより、坂本龍一 宮崎駿 両氏の選択が上がりました。こちらの評価は自分では出来ないので検証お願いします。
  • 三宅氏 及び生活の党について。生活保護削減は悪手で実体経済政策に反します。戦う場合は反省を前提とします。
  • 前置きと交渉ライン一部追加
  • 宇都宮陣営で菅氏が応援。もし副知事菅内定で争点が原発一本ならもはや見込み無いかと。
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