政治活動の在り方について

政治活動は重要です。金銭的な面だけ見ても、年200兆を超える国家予算(一人当たり年600万以上)の
使い道を決める為生活に直結しないというのはありえません。他にも法律、規制、軍備など国民生活に直結
する内容を決めるのが政治です。
政治活動その物を軽視したり、嫌悪したりする人間は愚かと言っていいでしょう。

しかし同時に、政治活動を行う以上は以下の事を注意しなければなりません。

  1. 全ての人間がそれぞれ違った利益・思想・立場を持ち、最適政治はそれぞれ異なる
  2. 目的を達成する為に、政治活動は効果的かつ継続的でなければならない
  3. 発展性があり継続的な政治活動の為に、各々の負担を極力減らさないとならない
  4. 異なる主張のグループでも効率化などで協力出来る面は協力する
  5. 何よりも有権者に協力を求めなければならない

1番目に関しては、自分の理想は誰にとっても正しいと考えてはなりません。脱原発政策に関して後世の負担
は独身高齢など後世を考える必要無い層にとっては無関係で、原発稼動で電気料金値下げが最適政策です。
脱原発活動家は特にこの当たりを理解していないように感じます。

2,3番目に関して、人的資源は有限であり限られた資源を利用して目的を達成しなければなりません。
例えばデモでは、交通費500円 食事代500円 時給千円3時間程度 で一人当たり4千円程度、
1万人規模では4千万円程度の人的資源消費です。大規模なデモは極めて人的資源の消費が激しく、
長期開催は事実上不可能です。 ゆえに、大規模デモ一日より小規模デモ長期のが 小規模デモより
より小さな集団を分散配置出来る別の活動のが効率的となります。
デモには極力頼らない、使う場合はそれに見合った付加価値を付ける事を考えてください。

4番目に関して、GREEなどのモバイルゲームの広告戦略を考えてみてください。
コンテンツの一つ一つは別のライバル会社であり、お互いに協力は出来ません。しかし窓口や広告を一本化
する事により、個々で別々に集客を行うより高い集客能力を実現しております。
政治活動は多岐に渡り対立する物も多くありますが、協力出来る部分はしていくべきです。

5番目に関して、投票を行うのは有権者であるという事です。
例えば政治家に主張を騒ぎ立てても、相手はヘッドホン付けて音楽聞くだけです。 しかし有権者の方を向き
それによって協力者が広がっていけば、政治家は何らかの対応を迫られます。
 政治家が恐れるのは票であり、政治を動かすにはあくまで票を考えなければなりません。

現在の多くの政治活動は極めて非効率であり、恐らく成果を上げる事は無いでしょう。しかし効率的で有権者利益に
沿った活動であれば次の選挙で政権握る事も難しくありません。今の政権与党の絶対得票率は18%程度しかない
弱小集団なんですから。

標準

コメントを残す